ブラック企業の営業体験記

komaharu’s diary

ブラック企業勤務の営業体験記

三度目の転職

三度目の転職はやはりかなり苦戦しました。
年齢も29歳になっており、大した実績も役職経験もないので営業系、IT関連等片っ端から受けましたが落ちました。

そこで途中バイトで出版社の電話営業やったのですが、ここはほとんど詐欺でした。

作家を目指す素人が応募する文芸賞のようなものを専門雑誌に掲載して、アンケートに答えた人に片っ端から電話して、まずは書いてる作品があるか聞いて、まずは原稿をゲットします。

次に、原稿の感想を書く専門部署に依頼して、多少改善点を伝えつつも、とにかく誉め殺して、自費出版で成功した極めて稀な成功例を紹介し気分を盛り上げる文章と資料を送付します。

最後に営業から電話して、専門部署が書いた感想を読みながら、作品を読んだ振りをして、ど素人が偉そうに感想やアドバイスをのべ、粗削りながら光るものがあると伝えて、また極めて稀な成功例を話して、または有名人で自費出版、はたまた自費でCDをリリースして成功した極めて稀な話をしながら、君は輝くものがあるから200万くらいかけて出版しないかとクロージングします。

これを全て電話で行うので、ほとんどおれおれ詐欺です。

対象となるのは暇をもて余した学生、主婦、お年寄り、うつ病摂食障害などを患う人達でした。

あまりの罪悪感に4ヶ月で辞めました。