ブラック企業の営業体験記

komaharu’s diary

ブラック企業勤務の営業体験記

ブラック企業の増加

厚生労働省の統計データを見てみると平成26年過労等の労災補償申請状況は、過重な仕事が原因による脳、心臓疾患の理由では763件と3年連続減少だが、仕事による強いストレスが原因による精神障害の理由では1456件で前年よりも47件増加だった。

②また年間の自殺者の自殺原因の中で勤務問題を理由のひとつにしてるのは平成25年で2323件で、10年前より120%増加、20年前より220%増加している。

③ちなみに労働時間に関してはアメリカ、フランス、ドイツの週の1日ごとの平均労働時間が、8時間に対して日本は10時間と発展途上国なみに働いているとのこと。

資本主義の常で使う者、使われる者の立場を考えれば、圧倒的に使う者の立場が強く、さらに私たち日本人の真面目で勤勉という気質を上手く利用する事で企業は過重な労働をやらせて、それを退職するまで実行する事で莫大な利益を得ることができる。

日本のブラック企業が、ここまで増えた原因の一つは上記にあるのでは?と私は個人的には感じました。

ただこのやり方で世界トップ3の経済大国まで登りつめ、それを維持し続けている事も事実で、もし欧米並みの労働時間だった場合はここまで成長する事は難しかったかもしれない。

しかしながらよく言われることで幸福度を図る統計などでも日本は低いほうで、世界第三位の経済力の国なのに幸福度は低いという矛盾がある。

それは色々な理由があるのかもしれないが、やはり過剰に働かせるというブラック企業の多さ、また働く時間が長い方が評価されるという日本企業の文化が働く一人一人の日々のプライベートな時間や家族と過ごす時間を奪い、幸福度を下げてるのは間違いないのではないだろうか。

中には自己実現のため働きまくることで仕事の充実感、達成感を得ることで幸せを感じる人もいるのかもしれないが、大多数は私も含めてそこそこ稼げて食べたり遊んだり出来れば十分という人が多いと思います。

ブラック企業を無くすには、まずは減らすにはどうしたら良いのだろうか?最近ブラック企業を一社だけ公開したり、非公式ながらブラック企業のランキングを紹介したりと、有名なブラック企業は分かってきたが、こんなの氷山の一角で、私の会社みたいに限りなくブラック企業に近い会社や少しブラック企業というレベルは限りなくあり、36協定等を悪用して悪徳社労士がブラック企業に知恵を貸す時代なのである。

私たちは自分の身を守るためなるべくブラック企業度が低い会社を探し、間違えてブラック企業に入ったら壊される前に転職し、その企業を公式に公開して少しずつでもブラック企業を減らしていくことで自分の身は自分で守ると共に社会のこれから働く後輩や自分の子供たちの為にやる事が大切だと思います。

◼③情報元:NHK